要期限管理商品はFBAで出品できる!期限が切れた場合の対処方法

Amazonに出品をするなら活用したいのがFBAです。

FBAを利用すれば、保管・注文処理・出荷・配送・返品などをAmazonが対応してくれます。

そのため自己配送するための時間が取りにくい副業サラリーマンや主婦におすすめの方法です。

しかし、FBAを利用する上で注意しなければならないことがあります。

その一つが要期限管理商品です。

この記事では、せどり初心者に向けて、要期限管理商品とは何か?というところから納品方法、FBA在庫の期限が切れた後の対処方法までを解説します。

要期限管理商品はFBAを利用して出品できる!条件とは?

要期限管理商品とは一言でいうと、「賞味期限のある商品」のことです。

通常の商品とは異なり、注意点もありますが、Amazonに出品してFBAを利用することが可能です。

条件もありますが、難しくないのでぜひ挑戦しましょう。

せどりをするならAmazonへの出品とFBAの利用がおすすめです。

それでは、そもそも要期限管理商品とは何なのか?というところから解説します。

Amazonの要期限管理商品とは?

Amazonの商品は大きく分けて3つに分類することができます。

  • 通常商品
  • 要期限商品
  • 危険物

要期限商品は簡単に言うと賞味期限がある商品です。

食品全般や食品以外で消費期限の印字のある商品が対象になります。

具体的には

  • 食品
  • 飲料
  • ペットフード
  • 使用期限のある化粧品

などを出品する際には気を付けましょう。

FBA倉庫到着時に消費期限まで60日以上の期間が残っていること

要期限管理商品を納品する際には条件があります。

それはFBA倉庫到着時に消費期限まで60日以上の期間が残っていることです。

ただし、これは60日間販売ができるということではありません。

FBA倉庫到着時に消費期限まで60日だった場合、15日間しか販売ができないのです。

なぜかというと、FBAに納品した商品の消費期限が残り45日になると、販売不可(期限切れ)在庫に切り替わります。

法令に沿った賞味期限(消費期限)の印字が外から見える場所にあること

販売時には消費期限の印字が隠れてはいけません

商品ラベルを貼るときは注意が必要です。

必ず消費期限が印字されている部分が出るようにしてください。

MEMO
法令に沿った賞味期限(消費期限)の印字とは?

  • 期限表示の記載が日本語かつ「年→月→日」または「年→月」の順で表記されている
  • 消費期限または賞味期限が分かること
    この2つを満たしている必要があります。

 

さらに使用者が読みやすく、理解しやすい印字がされている必要があります。

  • 賞味期限 2022年10月1日
  • 賞味期限 22.10
    など

消費期限まで30日以上の期間でもFBAに出品する方法

通常賞味期限(消費期限)まで60日以上の期間が残っていないとFBAに納品することはできません。

しかし、30日以上の期間が残っていれば納品できる方法があります。

これは、元々の賞味期限が短いもののみに適用される特別な方法です。

「短賞味期限商品 事前申請リクエストフォーム」より申請することで、30日以上の期間が残っていれば納品することができます。

賞味期限15日前まで販売可能です。

短賞味期限商品申請方法
下記の事前申請リクエストフォームより申請を行います。
参考 事前申請リクエストフォームAmazonセラーセントラル

申請の登録が完了次第、5営業日以内にメールで返事が届きます。

注意
  • ASINごとに申請が必要
  • 管理は常温保存のみ
  • 食品以外のもの(化粧品など)は申請することができない

要期限管理商品をFBAで出品!設定と納品方法とは?

要期限管理商品をFBAに出品する場合、セラーセントラルで賞味期限管理商品の項目をtrueに設定する必要があります。

初心者でも手順通りに行うだけで誰でも簡単に設定することが可能なので安心してください。

それでは設定方法について解説します。

要期限管理商品をFBAに出品!設定方法とは?

それではセラーセントラルにログインして、要期限管理商品をFBA倉庫へ納品するための設定を行いましょう。

  1. 在庫タブの「在庫管理」をクリックします。
  2. 「詳細を編集」をクリックします。
  3. 「重要情報」をクリックします。
  4. 賞味期限管理商品のところにある「true」を選択します。

これで要期限管理商品の設定は完了です。

要期限管理商品をFBA倉庫に納品!納品方法とは?

要期限管理商品をFBA倉庫に納品する場合、納品プラン上にある消費期限の入力をする必要があります。

通常の納品と違う点はこれだけです。

納品手順は以下の通りです。

  1. セラーセントラルにログイン
  2. 在庫タブの「在庫管理」を開く
  3. FBA倉庫に納品したい商品を選択
  4. 「Amazonから出荷」を選択
  5. 「在庫を納品する」を選択
  6. 納品数を入力
  7. 誰が梱包をするか該当項目を選択
  8. 配送方法などは自分が選びたい業者を選択
  9. 納品プランを作成
  10. 箱の重量と採寸を入力
  11. その後、そのまま指示に従って進んでいくと納品プランの作成が完成

 

注意
納品プラン「配送箱の項目で消費期限」を入力します。
英語表記のため、見落とすことのないように気をつけて入力しましょう。

慌てないで大丈夫!配送ラベルの注意点

梱包準備を自分で行う場合、商品ラベルと配送ラベルを自分で貼ります。

その際に、入力した消費/賞味期限の日付と印刷したラベルの期限が1日ズレることがあります。

この日付のズレはなぜ起こるかというと、配送ラベルの日付は海外の日付に変更されて印字されているからです。

日付の管理は納品プランに入力した日付を元にされますので、安心してください。

FBA在庫の期限を確認する方法とは?

FBA倉庫に納品した後も商品の期限を知りたいと思う人が多いでしょう。

商品の期限を一つずつ自分で管理するとなるとなると大変です。

そこで、セラーセントラルにある「賞味/消費期限レポート」を使うことで簡単に確認することができます。

それではFBA在庫の期限をどのように確認することができるのか解説します。

賞味/消費期限在庫レポート

賞味/消費期限在庫レポートはセラーセントラルにログインして確認することができます。

  1. レポート「フルフィルメント」をクリックします。
  2. 在庫「賞味/消費期限在庫レポート」をクリックします。
  3. オンラインで閲覧またはダウンロードを選択します。
  4. レポート期間を選択します。
  5. 賞味/消費期限を一覧で確認することができます。

FBA在庫の期限が切れたら商品はどうなる?

賞味/消費期限が切れる前に売ることができることが理想ですが、FBA在庫の期限が切れてしまうこともあります。

「もし、期限が切れてしまったら赤字確定!?」と不安になった人もいるのではないでしょうか。

安心してください。

FBA在庫の期限が切れた場合、返送を依頼することができます。

返送手続きの方法と一緒に解説します。

FBA在庫の期限が切れたら返送または廃棄を選択

FBA在庫の期限が切れたら返送または廃棄を選択することができます。

消費期限が45日または15日以下となった商品は転売不可在庫の返送/所有権の放棄として計上されます。

そこで、返送または廃棄を選択することができるのです。

さて、返送と廃棄はどちらを選べば良いのか悩む人もいるでしょう。

FBA在庫の期限が切れたら返送手続きをすることがおすすめです。

FBA在庫の期限切れ!返送手続きの方法とは?

FBA在庫の期限が切れてしまったらセラーセントラルにログインして、返送手続きを行いましょう。

  1. 在庫「在庫管理画面」をクリック
  2. 「販売不可在庫の返送/所有権の廃棄」をクリック
  3. 販売不可在庫の返送/所有権の廃棄の依頼を作成
  4. 「販売不可在庫の返送/所有権の廃棄依頼を作成」をクリック
  5. お届け先住所を入力
  6. 返送したい数量を入力

手続きは以上で完了です。通常10〜14日以内に返送されます。

10〜12月はホリデーシーズンにあたり、依頼が集中します。

そのため、返送に30日以上かかることもあるため、注意してください。

FBA在庫の返送手続きにかかる費用とは?

返送手続きを行うためには費用がかかります。

上記の手数料には10%の消費税が含まれます。(2021.11.19現在)

期限切れ商品が返送されたあとはどうする?

「期限切れ商品を返送してもらっても、さらに廃棄料金がかかるのでは?」と考えた人もいるのではないでしょうか?

期限切れ商品が返送されたらAmazon以外のところで販売しましょう。

その際に使えるのが「メルカリ」などのフリマアプリです。

Amazonでは販売できなくなった後もメルカリであれば販売を行うことができる可能性があります。

期限を分かるようにしてメルカリなどで販売

メルカリでも賞味期限や消費期限のある商品を販売することが可能です。

ただし、食品に関してはメルカリで定められているルールに沿って出品する必要があります。

各種法令に加え、安全面・衛生面に配慮をした上でルールが定められています。

事務局が禁止出品物と判断したものに関しては取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置がされることがあるので利用規約に違反しないように注意しながら出品・取引しましょう。

メルカリで賞味期限のあるものを出品する場合には期限が確認できる画像を記載する必要があります。

その他にも

  • 名称
  • 原材料名
  • 内容量
  • 賞味期限
  • 保存方法
  • 販売者

が分かる写真を記載して出品しましょう。

箱や袋から出した個包装の商品を出品する場合は個包装に賞味期限と食品表示がある必要があります。

すべての個包装の表示が映るように撮影して出品してください。

また保健所の許可のない加工品や販売に特定の許可が必要な食品類、健康増進法に違反する食品の販売を行うことはできません。

メルカリで販売できる賞味期限はいつまで?

メルカリで賞味期限のある商品が販売できる基準は、「賞味期限が到着後一週間以内に切れない範囲」です。

賞味期限が到着後一週間以内に切れないことを計算して、出品商品の保存方法にあった方法で発送を行ってください。

チョコレートなどを夏場に常温で送ると到着時に溶けているなどトラブルになることがあるため、気をつけてください。

メルカリでは出品できない食品もある

一言に食品といっても、メルカリでは出品できない食品もあります。

出品できない食品

  • 開封済みの食品
  • 賞味期限および食品表示の記載のない食品
  • 賞味期限が切れている食品
  • 生の食肉や魚介類
    など

メルカリガイドで確認を行い、禁止物に該当しないか確認してから出品しましょう。
参考 禁止されている出品物メルカリガイド

まとめ

要期限管理商品もFBAを利用してAmazonに出品することが可能です。

申請方法などもルールに沿って行えば簡単にすることができるので、ぜひ解説を読んで実践してみてください。

またAmazonでの出品ができなくなり、返送申請を行ったあとはメルカリで販売する方法もあります。

せどり初心者のときは要期限管理商品に苦手意識を持つ人もいるかもしれませんが、難しいことはないので挑戦してみることをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です